訪問看護 医療保険レセプトの書き方と点検チェックリスト
訪問看護の医療保険レセプト(訪問看護療養費明細書)の正しい記載方法を、記載例と点検チェックリストで解説します。よくある記載ミスTOP10とその防止策、2026年改定対応、国保連フォーマットへの転記ミス削減策まで網羅した管理者・事務担当者向けガイドです。
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訪問看護の医療保険レセプト(訪問看護療養費明細書)の正しい記載方法を、記載例と点検チェックリストで解説します。よくある記載ミスTOP10とその防止策、2026年改定対応、国保連フォーマットへの転記ミス削減策まで網羅した管理者・事務担当者向けガイドです。
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精神科訪問看護基本療養費は通常の訪問看護療養費とは別体系で、指示書の種類・算定要件の研修義務・GAF尺度の記録まで、独自のルールが積み重なっています。
令和6年(2024年)のトリプル改定でGAF尺度の活用がさらに評価体系に組み込まれました。訪問看護管理療養費1の届出要件に「GAF尺度40以下の利用者が月5人以上」という数値基準が新設されました。重症度の高い利用者を受け入れ、記録でその事実を示すことが、ステーションの収益に直結する構造になりました。
この記事では、精神科訪問看護を実施するステーションの管理者・事務担当者向けに、算定の入口から記録の具体的な書き方まで実務レベルで整理します。
訪問看護には大きく分けて2つの体系があります。一つは「訪問看護療養費(訪問看護ステーション)」に基づく通常の訪問看護。もう一つが、精神科を標榜する保険医療機関の医師が発行する「精神科訪問看護指示書」に基づく「精神科訪問看護基本療養費」です。
後者は前者とは別の点数体系を持ち、算定するためには専用の届出・研修・人員配置が必要です。この違いを押さえていないと、精神疾患の利用者であっても通常の訪問看護療養費で請求してしまう誤りが起きます。
| 項目 | 通常の訪問看護療養費 | 精神科訪問看護基本療養費 |
|---|---|---|
| 根拠 | 健康保険法・訪問看護療養費 | 健康保険法・訪問看護療養費 |
| 指示書 | 訪問看護指示書 | 精神科訪問看護指示書 |
| 指示書の発行者 | 保険医(診療科不問) | 精神科を標榜する医療機関の精神科担当医師のみ |
| 指示期間 | 最長6ヶ月 | 最長6ヶ月(精神科特有のルールあり) |
| 訪問時間 | 30分未満・30分以上1時間未満・1時間以上1時間30分未満 | 30分未満(Ⅱ)・30分以上(Ⅰ)の2区分 |
| GAF尺度の記載 | 不要 | 必須(月初回訪問時) |
| 研修要件 | なし(通常の看護師免許で可) | 精神科訪問看護算定要件研修の修了が必要 |
| 介護保険との関係 | 原則として介護保険優先 | 精神科指示書がある場合は医療保険優先 |
精神疾患の利用者への訪問看護は、身体疾患とは異なる専門的アプローチを必要とします。病識の欠如、服薬管理の難しさ、家族や生活環境との複雑な相互作用、再入院リスクの評価——こうした精神科特有の実践知が適切に評価されるよう、独立した報酬体系が設けられています。
診療報酬上の根拠は、健康保険法第88条および指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準(平成12年厚生省令第80号)です。精神科訪問看護に関する具体的な要件は毎改定で告示・通知が更新されます。
参考:厚生労働省「訪問看護ステーションの皆様へ(令和6年度診療報酬改定に係る訪問看護療養費について)」 https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/gyomu/gyomu/hoken_kikan/kango/r04_kijyun_00001.html
精神科訪問看護基本療養費を算定するには、以下の3つの要件をすべて満たす必要があります。
精神科を標榜する保険医療機関において、精神科を担当する医師から交付された「精神科訪問看護指示書」が必要です。通常の訪問看護指示書では算定できません。
指示書の発行者は「精神科を担当する医師」に限定されており、内科や総合診療科の医師が発行した指示書で精神科訪問看護基本療養費を算定することはできません。
精神科訪問看護基本療養費は、地方厚生(支)局長に対して所定の届出を行い、受理されたステーションのみが算定できます。届出なしに請求することは不正請求となります。
届出にあたっては、後述する「精神科訪問看護算定要件研修」の修了者が在籍していることが前提条件となります。
精神疾患を有する者への看護について「相当の経験を有する」保健師、看護師、准看護師、または作業療法士が指定訪問看護を行うことが必要です。
「相当の経験」の具体的な基準は算定要件研修の修了によって担保されます。精神科の専門資格(精神科認定看護師、精神科専門看護師など)を持っていなくても、研修を修了していれば要件を満たします。
精神科訪問看護算定要件研修は、指定の研修機関(都道府県看護協会等)が実施するものです。研修を修了した看護師等が1名以上在籍していることが算定の前提となります。
研修内容は概ね以下の5領域で構成されます。精神疾患の理解と精神科訪問看護の役割、GAF尺度の評価方法と記録、精神科訪問看護の倫理・法的根拠、危機介入・緊急時対応、多職種連携と地域支援ネットワークです。
研修を未修了の看護師が訪問した場合、その回の精神科訪問看護基本療養費は算定できません。スタッフの研修受講状況は管理者が月次で把握します。
精神科訪問看護指示書は、通常の訪問看護指示書と様式が異なります。以下の点で大きな違いがあります。
精神科訪問看護指示書の様式には、患者氏名・生年月日・住所、主たる傷病名(ICD-10コード F00-F99)、現在の病状・治療状況、投与中の薬剤の用量・用法が記載されます。加えて、病名告知の有無と治療の受け入れ状況、複数名訪問・短時間訪問・複数回訪問それぞれの必要性、日常生活自立度、認知症の有無・程度も必要です。精神科訪問看護に関する留意事項・指示事項、および緊急時の連絡先も必須項目です。
なお、通常の訪問看護指示書に含まれるリハビリテーションに関する項目は、精神科訪問看護指示書には含まれません。
| 項目 | 通常の訪問看護指示書 | 精神科訪問看護指示書 |
|---|---|---|
| 発行できる医師 | すべての保険医 | 精神科担当医師のみ |
| 指示期間 | 最長6ヶ月 | 最長6ヶ月 |
| 算定できる療養費 | 訪問看護療養費 | 精神科訪問看護基本療養費 |
| リハビリ指示 | 記載あり | 記載なし |
| 病名告知の記載 | なし | あり(告知の有無を記載) |
| 複数回訪問の指示 | 特別指示書が別途必要 | 指示書内に記載可能 |
| 短時間訪問の指示 | 記載なし | 指示書内に記載可能 |
| 発行できる頻度 | 月1回 | 月1回(特別精神科訪問看護指示書は月2回まで) |
精神科訪問看護指示書の指示期間は、指示書に記載された期間に従います。最長6ヶ月が上限ですが、実際の医師の判断により短く設定されることもあります。
指示期間の満了前に次の指示書を取得しておきます。指示書なしで訪問した場合、その日の費用は算定できません。指示書の期限管理は事務担当者が担います。
症状が不安定な時期など特別な管理が必要な場合、主治医は「特別精神科訪問看護指示書」を交付できます。
特別精神科訪問看護指示書は月2回まで交付可能です。有効期間中(最長14日間)は毎日の訪問が算定できます。通常の精神科訪問看護指示書(1日1回が基本)とは別に、集中的な介入が必要な時期に使用します。
精神科訪問看護指示書の発行に伴い、医療機関側では「精神科訪問看護指示料」(300点)を算定できます。指示書を依頼する際、医師側がこの指示料を認識しているか確認しておくと、スムーズな連携につながります。
トラブル①:精神科を標榜していない医療機関から指示書を受け取った
内科や総合診療科が精神疾患の患者を診ていても、「精神科を標榜」していない場合は精神科訪問看護指示書を発行できません。受け取った指示書が有効かどうか、医療機関の標榜科目を確認してください。
トラブル②:指示書の指示期間が空欄だった
指示期間が記載されていない指示書は有効ではありません。指示期間の記載漏れがないか、受け取り時に必ず確認します。
トラブル③:指示書の内容と実際の訪問内容が乖離している
指示書に「複数名訪問が必要」と記載されていない利用者に複数名で訪問しても、複数名精神科訪問看護加算は算定できません。指示内容と訪問記録の整合性は月次請求前に確認します。
精神科訪問看護基本療養費の対象は、精神疾患を有する者です。ICD-10分類のF00〜F99(精神及び行動の障害)が主な対象となりますが、すべてのF分類が対象になるわけではありません。
算定実績の多い主な疾患としては、統合失調症(F20)・統合失調感情障害(F25)・双極性感情障害(F31)・うつ病エピソード(F32)・反復性うつ病性障害(F33)が代表的です。不安障害(F40〜F41)・強迫性障害(F42)・解離性障害(F44)・摂食障害(F50)も対象に含まれます。パーソナリティ障害(F60〜F61)・発達障害(F84、自閉スペクトラム症を含む)・注意欠如・多動症(F90)・アルコール依存症(F10)なども算定対象です。
精神科訪問看護基本療養費において注意が必要な点として、認知症(F00、F03等)への訪問は原則として医療保険の精神科訪問看護基本療養費の算定対象外となっています。
認知症の利用者に介護保険が適用される場合は、介護保険での訪問看護として請求することが基本です。ただし、認知症に伴う精神行動症状(BPSD)の管理を目的として精神科医師が精神科訪問看護指示書を発行している場合など、実態に応じた判断が必要なケースもあります。判断に迷う場合は地方厚生局に確認します。
身体疾患を主たる疾患として訪問看護が行われている場合でも、利用者が精神疾患を有しているケースは多くあります。主たる傷病名が精神疾患でなければ、精神科訪問看護基本療養費は原則として算定できません。
たとえば、糖尿病(主病)+統合失調症(合併症)という利用者に対して、糖尿病管理を主目的として訪問している場合は、通常の訪問看護療養費での算定が適切です。
一方、主たる疾患が統合失調症であり、同時に糖尿病の管理も行っているケースでは、精神科訪問看護基本療養費での算定が可能です。この判断は、指示書の内容(主たる傷病名)に基づいて行います。
通常の訪問看護では、要介護認定を受けている利用者(65歳以上、または40〜64歳で特定疾病に該当する場合)には介護保険が優先されます。
しかし、精神科訪問看護指示書が交付されている場合は例外です。精神科訪問看護指示書に基づく訪問看護は、要介護認定を受けている65歳以上の高齢者であっても、医療保険が優先となります。
これは2014年の診療報酬改定で明確化されたルールで、現在も変わっていません。
出典:日本医事新報社「Web医事新報」精神科訪問看護指示書による訪問看護の場合は、65歳以上であっても医療保険が優先 https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=7229
前述のとおり、認知症については介護保険給付が基本です。精神科訪問看護指示書があっても、認知症が主たる疾患の場合は介護保険での対応が原則となります。
精神科訪問看護指示書に基づく医療保険の訪問と、介護保険の訪問看護を同一月に並行して行うことは原則できません。保険の切り替えが必要な場合は、月をまたいで変更します。
ただし、特定疾病(別表第7)や特別管理が必要な状態(別表第8)に該当する利用者については、介護保険対象者であっても医療保険での訪問看護が可能です。この場合は保険種別の確認が重要になります。
精神疾患の利用者に訪問看護を行う場合
→ 精神科訪問看護指示書(精神科担当医師からの指示書)はあるか?
ある場合:
→ 要介護認定の有無にかかわらず、医療保険(精神科訪問看護基本療養費)で算定
※ただし認知症が主病の場合は要確認
ない場合:
→ 通常の訪問看護指示書があるか?
ある場合:
→ 要介護認定あり(65歳以上または特定疾病) → 介護保険
→ 要介護認定なし → 医療保険(訪問看護療養費)
精神科訪問看護基本療養費には、複数の加算が設けられています。令和6年(2024年)改定後の内容で整理します。
精神科訪問看護基本療養費は、訪問を行う者の職種と訪問時間によって以下のように区分されます。
| 区分 | 内容 | 金額(1回あたり) |
|---|---|---|
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅰ)イ | 保健師・看護師が30分以上訪問(同一建物以外) | 5,550円 |
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅰ)ロ | 准看護師が30分以上訪問(同一建物以外) | 5,050円 |
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅰ)ハ | 作業療法士が30分以上訪問(同一建物以外) | 5,550円 |
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅱ) | 同一建物居住者(2名以上)への訪問 | 各種別の所定額から減算 |
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅲ)イ | 保健師・看護師が30分未満訪問 | 4,250円 |
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅲ)ロ | 准看護師が30分未満訪問 | 3,870円 |
| 精神科訪問看護基本療養費(Ⅲ)ハ | 作業療法士が30分未満訪問 | 4,250円 |
※上記は1割負担の場合、利用者の自己負担は上記の1〜3割
以下の加算は、精神科訪問看護基本療養費に対して算定できるものです(通常の訪問看護療養費とは別体系)。
利用者またはその家族等から電話等により緊急の求めがあり、主治医の指示に基づき、夜間・早朝・深夜にかかわらず緊急訪問した場合に算定します。1日1回、月1回算定可能です。
算定の条件として、緊急訪問の記録(連絡を受けた時刻・内容・対応内容)を訪問看護記録書に残しておく必要があります。
精神科訪問看護基本療養費(Ⅰ)を算定した場合であって、週1日に限り、継続して90分を超える精神科訪問看護を行った場合に算定できます。
精神科訪問看護は通常30分〜1時間程度が想定されていますが、状態が不安定な時期や家族への支援が必要な場面では90分を超えることがあります。その場合、この加算の活用が可能です。
安全確保や療養上の管理のため複数名で訪問した場合の加算です。同行する職種の組み合わせにより金額が異なります。
| 区分 | 組み合わせ | 1日1回 | 1日2回 | 1日3回以上 |
|---|---|---|---|---|
| イ | 保健師・看護師 + 保健師・看護師・作業療法士 | 4,500円 | 9,000円 | 14,500円 |
| ロ | 保健師・看護師 + 准看護師 | 3,800円 | 7,600円 | 12,400円 |
| ハ | 保健師・看護師 + 看護補助者・精神保健福祉士 | 週1回 3,000円 | — | — |
複数名精神科訪問看護加算は30分未満(基本療養費Ⅲ)への訪問では算定できません。また、指示書に「複数名訪問の必要性」が記載されていることが算定の前提条件です。
早朝(午前6時〜午前8時)または夜間(午後6時〜午後10時)に訪問した場合に算定します。緊急時の訪問に加え、生活リズムの観察のために夜間帯を選択する場合も対象です。
深夜(午後10時〜午前6時)に訪問した場合に算定します。緊急訪問加算との重複算定も可能です。
離島・山村等の特別地域に居住する利用者へ訪問した場合の加算です。地域要件に該当する場合のみ算定できます。
同一日に2回以上の精神科訪問看護を行った場合の加算です。1日2回の訪問で3,200円、3回以上で5,200円が加算されます。
精神科複数回訪問加算を算定するためには、指示書に「複数回訪問の必要性」が記載されていることが必要です。
これは精神科訪問看護基本療養費に加算するものではなく、連携する医療機関側(保険医療機関)で算定される精神科在宅患者支援管理料の加算ですが、ステーション側も関与するため理解しておく必要があります。
重度の精神疾患患者が在宅で安定して過ごせるよう、ステーションが保険医療機関と連携しながら訪問看護を行うことを評価する仕組みです。
| 区分 | 金額/月 | 対象 |
|---|---|---|
| 精神科重症患者支援管理連携加算イ | 8,400円 | 精神科在宅患者支援管理料2のイを算定する者 |
| 精神科重症患者支援管理連携加算ロ | 5,800円 | 精神科在宅患者支援管理料2のロを算定する者 |
医療機関側からの算定になるため、ステーションの収入には直結しませんが、連携先医師にとっての加算取得条件として重要です。連携を深めるにあたって、この加算の存在を医師側と共有しておくと良いでしょう。
令和6年(2024年)の診療報酬改定において、訪問看護管理療養費が2区分に再編されました。
| 区分 | 1日あたりの金額 | 概要 |
|---|---|---|
| 訪問看護管理療養費1 | 3,000円 | 重症度の高い利用者への対応実績を有するステーション |
| 訪問看護管理療養費2 | 2,500円 | それ以外のステーション |
差額は1日500円ですが、月の初日と2日目以降で算定できる日が異なるため、実際の影響は利用者の受診パターンによって変わります。
訪問看護管理療養費1を算定するためには、以下の2つの要件を両方満たす必要があります。
要件A:同一建物居住者の割合 利用者全体のうち、同一建物居住者(集合住宅等の複数の利用者に同日に訪問する場合)の占める割合が7割未満であることが必要です。
要件B:重症度対応の実績(以下のいずれかを満たす)
2番目の要件は、精神科訪問看護ステーションが特に意識すべきポイントです。GAF尺度40以下の利用者を5人以上管理するステーションは、管理療養費1として高く評価されます。
GAF(Global Assessment of Functioning:機能の全体的評定)尺度は1〜100点で評価され、点数が低いほど機能障害が重篤です。40以下とは、以下のような状態を指します。
| 点数 | 状態の概要 |
|---|---|
| 31〜40 | 現実検討かコミュニケーションに何らかの障害(発語が時に非論理的・あいまい・見当識障害)、または仕事・学校・家族関係・判断・思考・気分など多くの面での著しい障害 |
| 21〜30 | 行動が妄想や幻覚に相当影響されているか、コミュニケーションや判断に重大な障害がある、またはほとんどすべての面で機能できない |
この基準で月5人以上いるということは、在宅で重症の精神疾患患者を積極的に受け入れていることの証明になります。
訪問看護管理療養費1の届出は地方厚生(支)局への届出が必要です。要件を満たしたタイミングで速やかに届出を行います。
2024年改定の経過措置として、2024年3月31日時点で訪問看護事業を行っていたステーションは、同年9月30日まで訪問看護管理療養費1を算定できる猶予期間が設けられました。この経過措置はすでに終了しています。
2026年以降は、要件を毎月確認し、要件を満たせなくなった場合は届出の変更が必要になります。
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GAF尺度(Global Assessment of Functioning Scale)は、DSM-IV由来の機能評価スケールです。精神症状の重症度と社会・職業・心理的機能を1〜100点で総合評価し、精神科訪問看護では2020年度の改定から算定要件として記録が義務化されました。
1週間前まで遡り、最も悪かった状態を反映します。一時的な好転に左右されず実態を評価するためです。
| 点数範囲 | 状態の説明 |
|---|---|
| 91〜100 | 広範囲の活動で最高の機能。生活上の問題は何もなく、多くの長所を持ち、症状はなし |
| 81〜90 | 症状がないか最小限。全般的に機能良好で、ありふれた問題や心配があるのみ |
| 71〜80 | 症状があっても一時的で、社会的・職業的・学業的機能に軽度の障害 |
| 61〜70 | 軽度の症状(抑うつ気分、軽い不眠等)または社会的・職業的・学業的機能にいくらかの障害 |
| 51〜60 | 中等度の症状(感情の平板化、会話の貧困、不安発作等)または中等度の機能障害 |
| 41〜50 | 重大な症状(自殺念慮、重篤な強迫的儀式等)または社会的・職業的・学業的機能の重大な障害 |
| 31〜40 | 現実検討やコミュニケーションに何らかの障害、または多くの面での著しい機能障害 |
| 21〜30 | 行動が妄想・幻覚に相当影響、またはコミュニケーション・判断に重大な障害 |
| 11〜20 | 自己や他者を傷つける危険がある、または身の回りの最低限のことも維持できない |
| 1〜10 | 自己・他者を傷つける、または最低限の身辺衛生の維持もできない、または自殺の明確な意図がある |
GAF評価では、精神症状の重症度と機能レベルのうち「どちらか低い方(点数の低い方)」を選択します。
例:
これにより、症状が比較的軽くても社会機能が著しく低下している利用者を正確に評価できます。
精神科訪問看護基本療養費(Ⅰ)(Ⅲ)を算定する場合、月の初回訪問時にGAF尺度を評価し、評価日(年月日)とともに記録します。評価した数値と日付は、訪問看護記録書Ⅱ・訪問看護報告書・訪問看護療養費明細書(レセプト)の3点すべてに記載が必要です。
以下に、訪問看護記録書Ⅱへの記載例を示します。
【記録書Ⅱ記載例:統合失調症(F20)、GAF評価45点】
記録日:令和6年10月1日(月初回訪問)
訪問時間:10:00〜10:45(45分)
GAF尺度(月初評価):45点(評価日:令和6年10月1日)
【評価根拠】
精神症状:被害妄想が続いており、近隣住民への不信感を訴える。
幻聴:夜間に「あいつがお前を見張っている」という声が聞こえると話す。
実生活:独居。食事は不規則で1日1〜2食程度。入浴は週1回できている。
服薬:自己中断なし。外来受診は継続できている。
就労・社会参加:無職。外出は買い物のみ。近隣との交流なし。
【判定理由】
妄想・幻聴の持続(症状面)と対人交流・就労機能の著しい障害(機能面)が重なる。
症状面の評価:約35〜40点。機能面の評価:約40〜45点。
より低い症状面の評価を採用し、GAF = 45点と評価。
【今月の目標】
・服薬継続のサポートと受診補助
・孤立感の軽減(生活の中の小さな喜びを見つける支援)
・自傷・他害リスクのモニタリング
【記録書Ⅱ記載例:双極性感情障害(F31)、GAF評価62点】
記録日:令和6年10月2日(月初回訪問)
訪問時間:14:00〜14:40(40分)
GAF尺度(月初評価):62点(評価日:令和6年10月2日)
【評価根拠】
精神症状:前月まで軽躁状態が続いていたが、今月初旬より安定。
睡眠:7〜8時間確保できている。
気分:「波はあるけど落ち着いている」と自己評価。情動不安定なし。
服薬:バルプロ酸・炭酸リチウムを処方どおり服薬継続中。
社会生活:週3回のデイケア参加継続。主介護者(妻)との関係良好。
【判定理由】
症状は軽快傾向(症状面 70点台相当)だが、就労再開には至っておらず、
対人交流もデイケアに限定されている(機能面 62点相当)。
機能面の評価を採用し、GAF = 62点。
レセプトの「特記事項」欄に「10 GAF」の数字を〇で囲み、評価した数値と年月日を記載します。
記載フォーマット例:
特記事項:10 GAF ○45 評価日:R6.10.1
また、訪問看護報告書(月次)にも月初のGAF評価値と評価日を記載します。記録書・報告書・レセプトの3点で一致していることが査定時に確認されます。1点でも記載が漏れると算定要件不備とみなされるリスクがあります。
精神科訪問看護計画書には、利用者の精神症状に基づく看護目標・計画を記載します。通常の身体症状に加え、以下の精神科特有の項目を盛り込みます。
記載必須項目:
精神科訪問看護計画書には、主たる精神症状(妄想・幻覚・気分症状・認知機能等)、服薬管理の状況と計画、日常生活自立度を必ず盛り込みます。さらに、家族・同居者との関係、緊急時連絡先・対応フロー、受診状況(外来・デイケア等)、月の訪問回数と目標も記載します。
精神科訪問看護計画書のポイント:
目標は「精神症状の安定を図る」では不十分。「1ヶ月間の外来受診を維持する」「服薬自己中断を予防する」「夜間の不眠エピソードを週2回以下に抑える」のように、達成できたかどうかが判断できる形で書きます。
毎回の訪問記録です。精神科では以下の内容を必ず記録します。
毎回の訪問記録に含めるべき事項:
訪問日時・訪問時間(開始〜終了)と訪問者の職種・氏名、バイタルサイン(血圧・脈拍・体温等)を記録します。精神症状の観察(幻覚・妄想・気分・意欲・認知機能等の変化)と服薬確認(残薬確認・服薬支援の内容)も必須です。生活状況(食事・睡眠・清潔・外出・対人関係)、家族・環境に関する情報、実施した看護内容、次回への申し送り事項も漏らさず記録します。
月初回の訪問記録(GAF評価月は必須): GAF尺度の評価値と評価日、および評価根拠(前述のサンプル参照)を必ず残してください。
月に1回、主治医に提出する報告書です。精神科訪問看護報告書には以下を記載します。
月次報告書の主要記載項目:
月次報告書には当月の訪問回数・総訪問時間、精神症状の変化(月を通じた経過)、GAF尺度の評価値と評価日(月初の値)を記載します。服薬状況・受診状況・生活状況の変化・家族介護者の状況も必須で、最後に次月の看護計画・課題をまとめます。
報告書は主治医との連携を深める機会でもある。「症状変化なし」だけで終わらせず、具体的な生活場面のエピソードや、ステーションとして感じている課題・懸念を盛り込む。
精神科訪問看護では、訪問者が複数名いる場合の申し送りを徹底します。前回の訪問で話された内容(家族との会話・本人の訴え)は次回の訪問者に確実に共有される仕組みを整備します。
看護レポのようなツールでLINE記録を共有する場合も、記録の完結性と訪問者間の情報共有を担保する体制を整えておく。
統合失調症は精神科訪問看護の対象者の中で最も多い疾患の一つです。陽性症状(幻覚・妄想)と陰性症状(意欲低下・感情の平板化)が混在し、安定期と急性期を繰り返すことが多いため、長期的な関わりの中でステーションがどこまで関与するかの見極めがポイントです。
観察・記録のポイント:
統合失調症の利用者への訪問記録では、以下の項目を毎回確認・記録します。
| 観察項目 | 具体的な確認内容 | 記録の書き方例 |
|---|---|---|
| 幻聴の状況 | 声は聞こえているか、内容・頻度・苦痛度 | 「夜間に命令する声が聞こえると話す。今週は毎日2〜3回と言う。苦痛度高い」 |
| 妄想の状況 | 被害的・誇大的か、現実検討能力 | 「隣人が監視していると確信している様子。現実検討の修正は困難」 |
| 服薬状況 | 残薬の有無・自己判断での増減・副作用 | 「リスペリドン残薬3日分確認。口渇の訴えあり。飲みにくさを聞き取った」 |
| 気分・感情 | 表情・発語量・感情の幅 | 「表情に動きがなく、会話は返答のみ。笑顔は一度もなし」 |
| 生活リズム | 睡眠・食事・入浴・外出 | 「睡眠は23時〜7時。食事は3食摂れている。入浴は週2回、促して実施」 |
| 受診継続 | 外来予約・受診状況・医師との関係 | 「来週の外来受診予約あり。『行きたくない』と言うが理由は話さず」 |
| 家族の状況 | 支援者の疲弊度・SOSのサイン | 「母が『もう限界』と話した。家族相談の必要性を確認」 |
GAF評価での統合失調症の判定基準:
統合失調症の急性期(陽性症状が強い時期)は GAF 21〜40点台、安定期(症状は残るが生活できている時期)は 41〜60点台が目安になります。ただしGAF評価は病名ではなく「機能状態」で判断するため、同じ診断名でも利用者によって大きく異なります。
月次報告書への反映例:
【統合失調症・Aさん・令和6年10月】
GAF評価:45点(評価日:10月1日)
評価根拠:被害妄想の持続、孤立した生活状況
今月の経過:
10月前半は幻聴の訴えが増加し、夜間の不眠が続いた。主治医に電話報告し、
睡眠薬の一時増量が指示された。後半は落ち着き、外来受診も継続できた。
服薬:全日服薬確認。残薬なし。
受診:10月14日 外来受診。医師から「状態安定」とのコメントあり。
生活:食事は1日2食程度。入浴は訪問時に促して週2回実施。
家族:母親(同居)が精神的疲弊の様子。家族相談を勧めた。
来月の課題:
・夜間の不眠再発リスクのモニタリング継続
・母親への家族相談支援(地域の家族教室を案内予定)
うつ病や双極性感情障害の利用者は、症状の波が大きく、月ごとにGAF評価値が変動しやすい疾患群です。精神科訪問看護基本療養費の算定において、月初のGAF評価が前月から大きく変わる場合は、記録書への変化の記載と主治医への報告書への反映を確実に行います。
うつ病エピソードの観察ポイント:
抑うつ気分の深さ(「気力がない」「何もしたくない」の訴え)、睡眠の変化(早朝覚醒・入眠困難・過眠)、食欲・体重の変化を観察します。毎回の訪問で希死念慮・自殺念慮の有無を確認し、集中力・思考力の低下や社会機能(仕事・家事・外出の状況)も記録します。
希死念慮・自殺リスクの記録:
精神科訪問看護で最も慎重に扱うべき項目です。希死念慮がある場合は必ず記録し、主治医に速やかに報告する体制を作っておく。
希死念慮の記録例:
希死念慮の確認:「死にたいと思うことはありますか」と直接質問。
「最近ふっと消えたいと思うことがある」との発言あり。
具体的な計画・手段については「考えていない」と言う。
家族(夫)同席し、同様の訴えを確認済み。
主治医に当日電話報告。外来受診を今週中に調整することになった。
希死念慮の記録は曖昧にしません。「気持ちが落ち込んでいる様子」ではなく「希死念慮の確認:あり/なし」と明確に書きます。
双極性感情障害の軽躁状態の記録:
軽躁状態は利用者本人が「調子が良い」と感じやすく、支援の必要性を訴えないことが多いです。しかし軽躁状態から躁状態への移行・その後の大うつへの転落リスクがあるため、記録での客観的な状態把握がポイントです。
観察・記録のポイント:睡眠時間の短縮(「3〜4時間でも平気」など)、発語量・テンションの増加、衝動的な行動(大きな買い物・突発的な旅行計画等)、服薬の自己判断での減量・中断が軽躁のサインです。
近年、成人の発達障害(自閉スペクトラム症・注意欠如多動症)を主病とした精神科訪問看護の需要が増えています。これらの疾患では、「日常生活のマネジメント支援」が訪問看護の主要な役割になります。
記録のポイント:
発達障害の利用者への訪問記録では、精神症状よりも生活機能の観察と支援内容の詳細を記載します。
【ASD・Bさん・令和6年10月1日 訪問記録】
訪問時間:14:00〜14:50
GAF評価(月初):58点(評価日:10月1日)
評価根拠:感情調節は比較的安定しているが、就労継続の困難あり。
対人場面での疲弊が著明で週の後半は外出不可の状態が続く。
本日の支援内容:
1. 服薬確認:アリピプラゾール残薬確認(問題なし)
2. 生活リズム確認:睡眠は0時〜9時(9時間)。食事は朝食欠食。夕食は摂れている。
3. 感情調節:今週の「しんどかった場面」を本人と振り返り。
「月曜日の会議で上司の急な指示変更に対応できず混乱した」との話。
一緒に「なぜ混乱したか」「次回どうするか」を整理した。
4. 今後の課題:勤務先との合理的配慮の調整(主治医の意見書作成を依頼予定)
次回申し送り:
来週は月曜に職場のストレスが高くなる可能性あり。訪問を月曜か火曜に調整。
アルコール依存症は再飲酒リスクのモニタリングが訪問看護の中心的な役割です。断酒を維持している状態と再飲酒状態では、GAF評価値が大きく変動します。
重要な記録項目:
断酒期間(直近の再飲酒日からの日数)と断酒補助薬(アカンプロサート、ナルトレキソン等)の服薬状況を記録します。AA等自助グループへの参加状況、再飲酒の誘因(ストレス・飲酒場面への暴露等)、身体的影響(肝機能・末梢神経障害の状態)も毎回確認します。
再飲酒を確認した場合の記録は、「飲んでいた」ではなく、「今日の訪問時に飲酒の痕跡(空き缶3本)を確認。本人に確認したところ昨日夕方から今朝にかけて飲んだと話した」のように具体的な事実ベースで記録します。
精神科訪問看護において、家族は重要な支援対象であり、同時に記録の主要な情報源でもあります。同居家族の疲弊・孤立・不適切な対応(巻き込まれ行動・拒絶)は、利用者の状態に直接影響します。
家族に関する記録のポイント:
家族の精神的状態(疲弊・不安・諦め等)と利用者との関係性(過干渉・拒絶・依存関係)を観察します。家族自身が支援を求めているか、また緊急時に対応できる体制があるかも確認・記録します。
家族支援の記録例:
家族(母・70代)との話し合い:
「毎朝薬を飲んでいるか確認しないと飲まないし、飲んだかどうかも嘘をつかれる。
もう疲れてしまった」と話す。表情が疲弊しており、涙ぐむ場面あり。
家族心理教育プログラム(○○病院で毎月第2土曜日開催)の情報を提供した。
「行ってみようかな」との発言あり。次回訪問までに予約確認を依頼。
精神科訪問看護基本療養費を算定するには、精神科訪問看護算定要件研修(以下「算定要件研修」)を修了した看護師等が1名以上在籍していることが必要です。
研修の概要:
研修は都道府県の看護協会等(厚生労働大臣が指定する研修機関)が実施し、概ね1〜2日程度です。対象者は保健師・看護師・准看護師・作業療法士で、修了後に発行される証明書が届出時に必要です。
研修内容には、精神疾患の基礎知識(主要疾患の病態・経過・治療)、精神科訪問看護の役割と倫理、GAF尺度の評価方法が含まれます。コミュニケーション技術(動機づけ面接等)、危機介入の基本、服薬支援・副作用管理、家族支援、多職種連携・地域連携も扱います。
実務上の注意:
研修修了看護師が退職した場合、残りのスタッフが未修了だと届出要件を失う。最低でも2名以上の修了者を確保しておくのが安全です。スタッフの研修受講計画は年間で立てる。
精神科訪問看護基本療養費を算定するための地方厚生局への届出に必要な書類は概ね以下のとおりです。
| 書類名 | 内容 |
|---|---|
| 施設基準に関する届出書 | 所定の様式(地方厚生局のサイトからダウンロード) |
| 研修修了証の写し | 在籍する研修修了者全員分 |
| 雇用契約書等の写し | 研修修了者が当ステーションに在籍していることの証明 |
| ステーション規則・勤務体制に関する書類 | 実施機関によって異なる |
届出書類の様式は地方厚生局のウェブサイトで提供されています。最新版を使用してください。
2024年改定で新設された訪問看護管理療養費1は、月の1日目に12,830円(管理療養費2は9,800円)で、差額は3,030円です。2日目以降は3,000円(管理療養費2は2,500円)で差額は500円/日です。
月の初日だけで3,000円の差があるため、精神科利用者を多く抱えるステーションでは届出によって実質的な収益改善につながります。
実際の影響試算(例):
精神科利用者を20名受け持ち、そのうちGAF40以下が5名以上いるステーションで、全利用者について管理療養費1が算定できる場合:
月初日の管理療養費は20名 × 3,030円(差額)= 60,600円の増収です。2日目以降(例:平均10日)は20名 × 500円 × 10日 = 100,000円の増収となり、合計で約160,600円/月(年間約193万円)の増収が見込めます。
GAF40以下の利用者が月5人以上いる実態があるなら、速やかに届出を行えば年間で相当の増収になります。
精神科訪問看護を実施するうえで、人員基準と人材育成の両面から考える必要があります。
人員基準(最低限): 管理者は常勤の保健師または看護師(資格・経験の条件あり)、訪問スタッフは精神科訪問看護算定要件研修修了者を1名以上含む看護師等が必要です。
人材育成の視点:
精神科訪問看護の質は、スタッフの精神科看護の知識・スキルに依存します。研修修了はあくまで最低ラインであり、継続的な学習が必要です。
推奨する継続学習の機会として、都道府県看護協会主催の精神科看護研修や、日本精神科看護協会の認定制度(精神科認定看護師・精神科専門看護師)があります。院内での月1回程度の事例検討会や、ACT(Assertive Community Treatment)関連の研修も有効です。
危機介入の手順(自殺リスクが高まった場合・急性増悪時の対応フロー)は全スタッフが共有します。緊急時対応マニュアルの整備と定期的なシミュレーション訓練も整えておきます。
精神科訪問看護における最重要の連携先は、主治医である精神科医師です。
医師との連携において押さえるべき実務:
指示書更新のタイミング管理 指示書の有効期限が切れる1ヶ月前から更新依頼を準備します。多忙な医師への依頼は、できるだけ書面(ファックスやメール)で「更新依頼書」として送ると確実です。
急性増悪時の報告ルール 希死念慮・自傷行為の確認、幻覚・妄想の急性増悪、服薬の完全な自己中断、身体的な急変(高熱・意識レベルの変化等)、家族からの緊急相談があった場合は、速やかに医師に連絡します。
連絡方法・受け取り先(直通電話・外来担当曜日等)を事前に確認し、一覧表にまとめてスタッフ全員に共有します。医師のスケジュールを知らないまま「電話したが繋がらなかった」が続くと、緊急時の対応が遅れます。
訪問看護報告書の活用 月次の報告書は、医師が「ステーションが何をやっているか」を把握できる唯一の定期書面です。記録書の要約だけでなく、ステーションとしての判断・懸念・提案を積極的に書きます。
記載例:
今月の所見として、Aさんは外来受診日前後に幻聴が増強する傾向が観察されます。
受診前の緊張と受診後の疲弊が引き金になっている可能性があります。
受診日の翌日に訪問を組み込めると状態把握がしやすいと考えます。
ご検討をお願いします。
精神科訪問看護は、医師との二者関係だけで成立するものではありません。利用者を取り巻く地域の支援体制全体と連携することで、より安定した在宅生活の維持が可能になります。
多職種カンファレンスの開催基準: 定期開催は月1回(利用者ごとの支援方針の確認・見直し)、臨時開催は急性増悪・入退院時・ケアプラン変更時に行います。参加者は主治医、訪問看護師、相談支援専門員、ケアマネジャーが基本で、必要に応じて就労支援機関・保健師も加わります。
情報共有の仕組み: 訪問看護報告書は月次で主治医・ケアマネジャーに送付します。急変時は電話+書面(FAXまたはメール)の二重連絡を徹底し、関係機関一覧表を利用者ごとに作成して連絡先・担当者名・対応可能時間帯を整備しておきます。
主な連携先:
| 機関 | 役割 | 連携内容 |
|---|---|---|
| 精神科病院(通院先) | 診断・処方・入院判断 | 状態変化の報告・入院調整 |
| 訪問診療医 | 身体科的管理 | 訪問看護報告書の共有・処置指示 |
| 相談支援専門員 | ケアマネジメント(精神障害者) | サービス調整・サービス等利用計画の共有 |
| 居宅介護支援事業所(ケアマネジャー) | 介護保険のケアマネジメント | ケアプランの共有・各サービスとの調整 |
| 地域活動支援センター | 日中活動支援・仲間づくり | 利用状況の共有・緊急時の状況確認 |
| 就労支援機関 | 就労継続・就労移行支援 | 職場対応のアドバイス・連携 |
| 保健センター(精神保健福祉士) | 地域の精神保健相談 | 危機介入時の調整・家族支援 |
| 警察・救急 | 緊急時の安全確保 | 対応フロー・連絡先の事前確認 |
緊急入院対応のフロー整備:
精神科訪問看護において、緊急入院(措置入院・医療保護入院)が必要な状況になることがあります。そのための連絡フロー(誰が主治医に連絡するか・家族への通知は誰がするか・搬送手段はどうするか)を事前に整備しておくことは、スタッフの安全確保とサービスの継続性に直結します。
フロー整備の要点として、緊急入院の基準を利用者ごとに主治医と事前に合意し、家族・関係機関への連絡ルートを一覧表にまとめておきます。精神科救急情報センター(都道府県設置)の電話番号は常備が必須です。
精神科訪問看護師は、単に症状を管理するだけでなく、利用者が自分の権利を理解し、必要な支援にアクセスできるよう情報提供する役割も担っています。
実務で提供が求められる情報:
これらの情報提供は診療報酬上で明示的に評価されているわけではありませんが、利用者の生活基盤を安定させることで、再入院リスクの低減・訪問看護の継続にもつながります。
精神科訪問看護の算定は複雑で、実際のステーションでは細かいミスが重なりやすいです。代表的なパターンと防止策を整理します。
問題: 月の2回目以降の訪問時にGAFを評価・記録しています。 リスク: 算定要件を満たさないとみなされ、返戻または査定の対象になります。 対策: 月ごとに初回訪問の担当者にGAF評価の実施を義務づけ、チェックリストで管理します。
問題: 記録書は45点、報告書は50点、レセプトに記載なし、というように3点の内容が揃っていません。 リスク: 整合性がないとして返戻または査定の対象になります。 対策: 月末の請求前に3点を並べて確認するチェックフローを設けてください。
問題: 指示書の有効期間が切れた翌月以降も同じ指示書で訪問し続けた。 リスク: 指示書のない期間の訪問はすべて無効。全額返戻になる可能性があります。 対策: 利用者ごとに指示書の有効期限を管理し、1ヶ月前にアラートを出す仕組みを作ります。
問題: 精神科訪問看護算定要件研修未修了のスタッフが、精神科の利用者への訪問を担当しました。 リスク: その訪問分の精神科訪問看護基本療養費は算定できません。 対策: 担当可能スタッフのリストを作成・共有し、配置の際に必ず確認します。
問題: 指示書に「複数名訪問の必要性」が記載されていないにもかかわらず、複数名精神科訪問看護加算を算定しました。 リスク: 加算要件を満たさないとして返戻の対象になります。 対策: 複数名訪問が必要と判断した場合は、次の指示書更新時に医師に追記を依頼します。
問題: 精神科訪問看護指示書があるにもかかわらず、同月の一部の訪問を介護保険で請求してしまいました。 リスク: 重複請求となり返戻・過誤調整の対象になります。 対策: 精神科指示書の有無と保険種別の対応を利用者台帳で管理し、毎月請求前に確認します。
精神科訪問看護は身体系と比べて記録の幅が広い。症状・服薬・家族関係・生活状況・受診状況・GAF評価と、1回の訪問で確認・記録すべき項目は多岐にわたる。
複数のスタッフが交代で同じ利用者を担当するステーションでは、申し送りの精度が支援の継続性を左右します。「前回の訪問で何があったか」が共有されていないと、関係形成が毎回リセットされます。
現場では、LINEグループを使って申し送りをしているステーションは少なくありません。スマートフォンで手軽に投稿でき、写真の共有も容易。しかしプライベートのLINEを業務に使うことには、個人情報保護・記録の保全性・端末紛失リスクといった問題が常につきまといます。
看護レポ(kango-repo.com) は、訪問看護の現場に特化したLINEベースの記録・請求ツールです。アプリのインストール不要で、LINEからそのまま訪問記録を入力できます。
精神科訪問看護の現場での活用ポイントは以下のとおりです:
記録の効率化
請求業務との連携: 訪問記録をもとに請求用CSVを自動出力でき、精神科訪問看護基本療養費・各種加算の算定漏れを防ぐ仕組みが整っています。
料金プラン(2024年時点)
| プラン | 料金 |
|---|---|
| フリー | 0円(基本機能) |
| チーム | 980円/人/月 |
URLはこちら:https://kango-repo.com
精神科訪問看護基本療養費は、通常の訪問看護療養費と比べて1回あたりの報酬が高く設定されています(30分以上の訪問で保健師・看護師は5,550円)。しかし、単に高い報酬額だけが精神科利用者を受け入れるメリットではありません。
2024年改定後の訪問看護管理療養費1の要件に「GAF40以下の利用者月5人以上」という基準が設けられたことで、精神科の重症者を受け入れているステーションは管理療養費も高く算定できる体制が整います。
精神科利用者の受け入れによる収益比較例(1利用者・月):
| 訪問内容 | 報酬(例) |
|---|---|
| 30分以上1時間未満訪問(週3回・月12回) | 5,550円 × 12回 = 66,600円 |
| 複数名精神科訪問看護加算イ(週1回) | 4,500円 × 4回 = 18,000円 |
| 精神科複数回訪問加算(週1回・2回目分) | 3,200円 × 4回 = 12,800円 |
| 精神科緊急訪問看護加算(月1回) | 2,650円 |
| 訪問看護管理療養費1 | 12,830円(月初1日)+ 3,000円 × 10日 = 42,830円 |
| 合計(概算) | 約142,880円/月 |
利用者の自己負担は医療費自己負担割合(1〜3割)に基づきますが、自立支援医療(精神通院)を使用している場合は原則1割負担となります。そのため実際の負担額は比較的低くなります。
「高い報酬がある」一方で、以下のような点で採算管理が難しい側面もあります。
移動時間の問題: 精神科の利用者は生活環境上、郊外や孤立した地域に住んでいるケースがあります。移動時間が長くなると、1時間あたりの実効的な収益は低下します。訪問計画立案時に移動効率も考慮する必要があります。
訪問のキャンセル・不在リスク: 精神症状が不安定な時期は、利用者が訪問を拒否したり、外出中で不在になることがあります。訪問できなかった場合は原則として報酬が発生しません(緊急訪問の場合を除く)。
記録・事務の負担: GAF評価・月次報告書・レセプトへの特記事項記載など、精神科固有の事務処理が増えます。スタッフの記録時間も収益計算に組み込む必要があります。
長期の関わりが前提: 精神疾患は慢性疾患であるため、利用者との関わりは年単位になることが多いです。短期で関係が終了することは少なく、安定した収益源になる一方で、スタッフの精神的疲弊(バーンアウト)のリスクも高まります。
精神科訪問看護のスタッフは、利用者の強烈な感情や危機的状況に頻繁にさらされます。いわゆる「二次的トラウマティックストレス」が生じるリスクがあり、ステーション管理者としてスタッフのメンタルヘルスを組織的に守る仕組みが必要です。
推奨される取り組み:
定期的な事例検討会の開催(月1回以上) スタッフが困難ケースを持ち寄り、チームで対応を考える機会。個人で抱え込まない文化を作ります。
スーパービジョン体制の確立 経験豊富な精神科看護師や精神保健福祉士がスーパーバイザーとして、スタッフの相談に応じられる体制。外部のスーパーバイザーを定期的に招聘することも有効です。
暴力・ハラスメント対応プロトコルの整備 利用者から暴言・暴力があった場合の対応手順と、スタッフが安心して報告できる体制を整えます。
有給休暇の取得促進・残業管理 訪問看護の性質上、緊急訪問等で残業が発生しやすいです。勤務時間の管理と休暇取得の促進は、長期的なスタッフ定着につながります。
都道府県等が行う実地指導において、精神科訪問看護を実施するステーションで特に指摘されやすいポイントがあります。年1〜2回の指導に備え、以下の10項目を日頃から記録書・計画書・届出書類で確認しておく。
指摘されやすいポイント10選:
① GAF尺度の記載が不完全
記録書Ⅱには評価値と評価日の両方が必要だが、評価日の記載が漏れているケースが多いです。「GAF 45点」だけでなく「GAF 45点(評価日:R6.10.1)」のように日付を必ず付記します。
② 指示書の発行者が精神科担当医師でない
内科・総合診療科の医師が精神疾患の患者に訪問看護指示書を発行しているケースで、その指示書を精神科訪問看護基本療養費の算定根拠にしているケース。医師の担当診療科を確認せずに受け取ることが原因です。
③ 精神科訪問看護算定要件研修修了者以外が精神科の利用者に訪問している
研修修了者と未修了者が混在しているステーションで、シフト管理が不十分な場合に発生します。誰がどの利用者に訪問できるかの台帳管理が必要です。
④ 訪問看護報告書の記載が「異常なし」「変化なし」のみ
報告書は主治医に提出する医療文書です。「症状の変化なし」という記載だけでは、具体的なケアの内容が伝わらず、算定の根拠として不十分とみなされます。少なくとも、服薬状況・生活状況・GAF評価・家族状況の4点は毎月具体的に記載してください。
⑤ 複数名精神科訪問看護加算を算定しているが指示書に記載がない
複数名訪問の必要性は指示書に明記されている必要があります。加算を算定する前に指示書の内容を確認し、記載がない場合は医師に追記を依頼します。
⑥ 精神科緊急訪問看護加算の記録が不十分
緊急訪問は「利用者や家族から電話等で緊急の求めがあった」ことが前提です。連絡を受けた時刻・連絡内容・訪問を判断した根拠・訪問時刻・対応内容のすべてを記録書に残す必要があります。
⑦ 同一建物居住者の割合計算の誤り
訪問看護管理療養費1の要件の一つである「同一建物居住者の割合が7割未満」の計算方法を誤解しているケース。「同一日に同一建物の複数の利用者を訪問した場合のその利用者数」の全利用者に対する割合です。
⑧ 月初のGAF評価が「前回から変化なし」だけで根拠が書かれていない
GAF評価は毎月実施し、根拠を記録する必要があります。「先月と変化なし」という記載は不十分です。その月の状態を改めて観察し、評価の根拠を記録します。
⑨ 訪問看護計画書が更新されていない
利用者の状態変化に合わせた計画書の更新が必要です。半年〜1年以上前の計画書のままというケースは指摘対象です。
⑩ 主治医への報告(訪問看護報告書)の提出記録がない
報告書を作成しても、主治医への提出記録(受け取り確認・FAX送信記録等)がない場合、提出事実を証明できません。FAX送信記録や電子メールの送信記録を保管しておきます。
実地指導の通知を受けてから当日までに確認すべき事項をまとめます。
書類の確認(利用者ごと):
体制の確認:
その他:
令和6年(2024年)改定で、業務継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の未策定ステーションに対する減算が新設されました。BCPとは、感染症や災害が発生した場合でも必要なサービスを継続するための計画です。
BCPに盛り込む必要がある主な内容:
厚生労働省は「業務継続ガイドライン(訪問看護版)」を公表しており、これを参考に策定することができます。
2022年度改定から導入された「高齢者虐待防止措置未実施減算」の対象にならないよう、以下の取り組みが必要です。
精神科訪問看護では、利用者の判断能力が低下していることや、家族からの適切でない関わりが見られるケースがあるため、虐待の早期発見・対応は特に重要です。実務に反映してください。
精神科訪問看護の算定には、通常の訪問看護とは異なる複数のルールが絡み合う。この記事の要点をまとめる。
精神科訪問看護を算定するには、精神科担当医師からの「精神科訪問看護指示書」の取得、地方厚生局への届出(精神科訪問看護算定要件研修修了者の在籍が前提)、訪問する看護師等が研修を修了していることの3点が揃っている必要があります。
月初回の訪問時に評価し(1週間前まで遡って最も悪かった状態を反映)、症状と機能の「より低い方」を選択します。評価した数値と日付は、訪問看護記録書Ⅱ・報告書・レセプトの3点に一致した形で記載してください。
訪問看護管理療養費が1・2の2区分に再編され、管理療養費1の届出には「GAF40以下の利用者が月5人以上」という数値要件が追加されました。
指示書の期限管理(1ヶ月前アラート)、研修修了スタッフの配置管理、月末の3点(記録書・報告書・レセプト)整合確認の3点を定期的に実施します。
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精神科訪問看護の算定に関して、現場からよく出る質問をまとめます。
A:医療保険(精神科訪問看護基本療養費)で請求します。
精神科訪問看護指示書が交付されている場合、要介護認定を受けている65歳以上の利用者であっても医療保険が優先されます。2014年改定で明確化されたルールです。ただし認知症が主病の場合は介護保険が優先されるため、主病の確認を怠りません。
A:研修修了者が在籍しない状態では算定要件を満たさないため、算定を停止します。
退職後すぐに代替の修了者を採用する、または現スタッフが研修を受講するまでの経過期間については地方厚生局に相談します。状況によって対応が異なります。
A:訪問看護師(研修修了者)が評価を行う。
GAF尺度の評価は医師ではなく訪問看護師が月初回の訪問時に行う。評価の根拠(観察した症状・生活状況)を記録書に明記することが算定要件です。「GAF 45点」だけでなく「なぜ45点なのか」を読んでわかる記録を書きます。
A:同一月に精神科訪問看護基本療養費と通常の訪問看護療養費を同時に算定することはできません。
精神科訪問看護指示書がある場合、その月の訪問看護はすべて精神科訪問看護基本療養費で算定します。身体疾患に対する通常の訪問が同一月に必要な場合は、どちらの指示書が有効かを明確にしたうえで算定区分を統一します。判断に迷う場合は地方厚生局に確認します。
A:指示書の指示期間が終了した月の翌月以降は、新たな指示書が必要です。
医師が指示書の指示期間を1ヶ月未満(例:特定の期間)に設定している場合、その期間が終了した後は新しい指示書を取得しなければ精神科訪問看護基本療養費を算定できません。月をまたぐ指示書の管理は事務担当者が確実に行ってください。
A:算定要件を満たさなくなった場合は、速やかに届出の変更・廃止が必要です。
訪問看護管理療養費1は毎月の要件充足状況を確認し、要件を満たさなくなった月の翌月から管理療養費2に変更します。要件を満たさなくなったにもかかわらず管理療養費1を算定し続けることは不正請求になります。
A:観察した事実をありのまま、具体的に記録します。
「飲酒の様子が見られた」という曖昧な記録ではなく、「部屋に入ったとき酒の匂いがした。テーブルに焼酎の空き瓶(350ml)が3本確認できた。本人に確認したところ『昨夜から飲んでいた』と話した。歩行は不安定だが、会話は可能」のように具体的に書きます。
服薬確認(飲酒との相互作用があれば特に)と主治医への報告も記録します。
A:個人で抱え込まずに管理者に報告し、組織として対応します。
家族による暴言・脅迫は職場のハラスメントです。記録書にその事実を記載し、管理者に報告したうえで、状況に応じて主治医・ケアマネジャー・市区町村の担当課と連携します。必要に応じて弁護士・警察への相談も視野に入れます。訪問看護師が暴力・ハラスメントを「利用者・家族だから仕方ない」と受け入れる必要はありません。
精神科訪問看護の算定と合わせて、以下の記事も参照してください。
精神科訪問看護の算定に関する最新の法令・通知は以下から確認できます。
免責事項
本記事に掲載した算定要件・加算の単位数・点数等は、令和6年(2024年)改定時点の情報をもとに作成しています。診療報酬・介護報酬は改定のたびに内容が変わります。実際の算定にあたっては、最新の厚生労働省告示・通知および地方厚生局への確認を必ず行ってください。算定ミスによる損害について、本記事執筆者および看護レポは責任を負いません。
精神科訪問看護の現場では、GAF評価・複数書類の整合管理・月次レポート作成と、記録に関する作業量が多いです。看護レポ(kango-repo.com) はスマートフォンから手軽に記録でき、LINEを通じてチームに共有できます。記録負担を下げながら算定精度を上げるツールとして活用いただけます。
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精神科訪問看護の算定で現場がつまずくのは、制度理解より記録・書類・届出の3点が揃わないことがほとんどです。この記事で整理した要件を基準に、自ステーションの現状と照らし合わせてください。
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